はじまりは、一台のロボットに「服を着せたい」と思ったこと
スマートフォンが普及したとき、人はすぐにケースを選びはじめました。同じ機種なのに、誰一人として同じ見た目ではない。ケースを変えるだけで「自分のもの」になり、季節やイベントで着せ替え、推しのカラーをまとう。スマホケースは、いつのまにか「機能」から「文化」になりました。
いま、ロボットが家庭やお店にやってきています。受付に立つロボット、料理を運ぶネコ型ロボット、抱っこできる家族型ロボット、四本の脚で歩く犬型ロボット。どれも愛着のわく「うちの子」です。だったら——スマホにケースを選ぶように、ロボットにもスキンを選びたい。その素朴な気持ちが、ロボスキンのはじまりです。
同じ機種でも、うちの子は世界に一台。
なぜ「受注ドロップ型」なのか
ロボスキンは、既製品を大量に作って在庫から売る、という形をとっていません。すべて、ご注文をいただいてから作る「受注ドロップ型」です。これにはちゃんと理由があります。
ひとつは、機種ごとに形が違うから。Pepperの胸にはタブレットがあり、LOVOTの頭にはカメラの「ホーン」があり、aiboは全身が動く脚です。同じデザインでも、機種に合わせて型を起こさなければ、センサーを塞いだり可動を妨げたりしてしまいます。受注制作だからこそ、あなたの一台にぴったり合う型でお作りできます。
もうひとつは、文化のつくり方として正しいと考えるから。「貼る」商売の歴史を振り返ると、毎月大量に新デザインを投入し続けたブランドは、市場が縮むと在庫を抱えて溶けていきました。逆に、季節ごとに限定でドロップし、完売を話題にしていくスタイルは、在庫リスクなく熱量を生み続けました。ロボスキンは後者を選びます。その季節にしか出会えない一着——それが、着せ替えをイベントにします。
「かわいい」を、機能と抱き合わせる
もうひとつ、ロボスキンが心に刻んでいる教訓があります。それは「かわいさ単独では、文化は続かない」ということです。
かつて「貼って飾る」ことだけを売りにしたブランドは、デバイスの形が変わり、流行が移ると、静かに姿を消していきました。一方で生き残ったのは、装飾でありながら「守る」役割も果たしていたもの——飾りと実用が、同じ一枚に乗っていたものでした。
だからロボスキンのスキンは、見た目を整えるだけでなく、外装の汚れ・キズから守る素材選びもご相談いただけます。お気に入りの一着が、そのまま防汚・傷防止のカバーにもなる。かわいさと実用を、いつもセットで。これが、流行り廃りに流されないための、私たちなりの設計思想です。
剥がした後まで、責任を持つ
「貼る」ものには、剥がれ・糊残りという弱点が必ずついてまわります。世の中には、その弱点に触れず、見た目の華やかさだけを売るブランドもあります。けれどロボットは、スマホ以上に高価で、長く付き合う相手です。
ロボスキンは、いちばん触れたくない弱点をブランドのど真ん中に置きました。剥離時に外装を傷めにくい素材を選び、貼り方・剥がし方のガイドを同梱し、メーカー保証への影響は正直にお伝えする。剥がした後まで美しくあること——それを、着せ替えの楽しさと同じくらい大切にしています。詳しくは 安全と保証 のページに書きました。
着せ替え文化へのリスペクト
ロボットの着せ替えは、ロボスキンが始めたものではありません。たとえばLOVOTには公式の「LOVOT WEAR」があり、作家さんやオーナーさんの手作り服も、すでに豊かに楽しまれています。私たちは、その文化の先輩たちに敬意を持っています。
だからロボスキンは、公式品を否定したり、模倣したりはしません。公式ウェアが叶えることは公式品にお任せし、私たちは「世界にひとつの別注デザイン」「お名前入りの記念の一着」「機種をまたいだ季節コレクション」といった、別注ならではの価値に集中します。そして、いつか作家さんやブランドさんと一緒に、新しい一着を生み出していきたい。コラボパートナーの募集も、その思いからです(コラボ募集)。
文化は、奪うものではなく、育てるもの。
運営について
ロボスキンは、ロボット総合ストア網(ロボットマート! / Smartmart)の着せ替えブランドです。運営はASI株式会社(ロボット総合ストアSmartmart運営)。ロボット本体の取り扱いで培った機種知識と、安全への姿勢を土台に、着せ替えという「楽しい入り口」をつくっています。
当ブランドのスキン・ステッカー・ラッピングは、各メーカー非公式の互換装飾品です。各製品名・ロゴは各社の商標です。その前提のうえで、安全に、正直に、楽しく。あなたのロボットの「今日の一着」を、これからも一緒に考えていきます。